教員と研究テーマ

倉光 英樹 教授

環境化学計測1研究室(環境分析化学) 
Environmental and Analytical Chemistry

分析化学と環境化学を基本分野として、バイオ・ケミカルセンサー、バイオアッセイ、簡易分析法を開発し、それらを利用した環境評価、モニタリングをグローカルなフィールドで実践しています。また、環境浄化法を視野に入れた水処理技術の開発にも取り組んでいます。

カーボンニュートラルへの実現やSDGsの達成に貢献する、「光ファイバーセンサー」「電気化学センサー」「簡易分析法」などの開発に力を入れています。具体的には二酸化炭素の固定化を評価する新規センサーやだれでも水質や土壌成分を測定可能な簡易分析法の開発などです。激変する社会のニーズを学生達と考えながら、新しい技術を生み出していきたいと考えています。

  • 研究室のゼミの様子
  • 実験の一コマ
  • ボルネオ島での調査
分析化学、環境化学、電気化学、バイオセンサー、バイオアッセイ、腐植化学

環境汚染物質などの化学物質の濃度や毒性を定量するための新しい分析法やセンサー、バイオアッセイを開発し、それらを利用した水環境汚染などの評価に取り組んでいる。例えば, 電極や光ファイバーを用いたケミカル・バイオセンサー、目視判定に基づく簡易分析手法、細胞の酵素活性や生長、アポトーシスを光学、電気化学計測によって判定するアッセイである。さらに、新規分析法を開発する過程で得られた知見を積極的に利用し、有害物質を水環境から除去するための新技術の開発にも挑戦している。

自然活用カーボンニュートラル

国内屈指の地熱、水、森林資源を有する富山県の特色ある自然環境をダイナミックに活用する「自然環境カーボンニュートラル」に貢献する研究・教育に注力しており、修士課程では外国人留学生と日本人学生が半数ずつ在籍する環境で研究を推進していくことを目標としている。

CCSに貢献する新規センサー開発

CCSに貢献するセンサー開発に注力している。例えば、光ファイバーを用いたスケールセンサーである。二酸化炭素を高温・高圧下の地下に圧入すると岩石化反応により固定化することができる。この岩石化反応を実験室で評価したり、実際の現場でモニタリング可能なセンサー開発は現状において重要な技術課題だと考えている。

研究トピックス

光ファイバーを利用したセンサーの開発

‐地熱水中のスケール生成を評価する‐

 光ファイバーは,今日の高度情報化社会における大容量・高速通信を支える上で欠かせない存在となりました。一方,この光ファイバーをセンサーとして利用する様々な試みがなされています。一般に光ファイバーセンサーは,耐水性,耐熱性,耐薬品性に優れ,遠隔地や狭い空間の情報を得ることができるといった利点があるため,様々な分析分野での応用が期待されています。

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電気化学-局在表面プラズモン共鳴を利用したニードル型光ファイバーセンサーの開発

2021年9月22日(水)~24日(金) にオンライン開催された日本分析化学会第70年会において、発表数974件の中から、理工学教育部 生物圏環境科学専攻 修士課程の松浦 匠真さんが若手ポスター発表賞を受賞しました。

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分散微粒子抽出法(8)-海水に適応可能なオンサイトCOD画像測色法の開発-

2021年9月22日(水)~24日(金) にオンライン開催された日本分析化学会第70年会において、発表数974件の中から、理工学教育部 生物圏環境科学専攻 修士課程の川畑美佳さんが若手ポスター発表賞を受賞しました。

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インドネシア共和国カリマンタン島の泥炭火災2009

腐植物質とは、植物遺骸などに由来する有機物が微生物作用などによる分解と合成を繰り返しながら、重縮合することによって生成される天然の高分子有機酸です。腐植物質は土壌中だけでなく、河川や湖沼、海洋などの水中にも溶存有機物質の主要な成分として存在しており、地球で最も多量に存在している天然の有機物質です。従って、環境における腐植物質の役割は実に多様で重要です。

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倉光 英樹 教授

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