日本物理学会北陸支部特別講演会開催のお知らせ

2020年1月20日

1月20日16:30より日本物理学会北陸支部特別講演会を行います。
「恒星スーパーフレアとその分光観測」という題目で、講師は前原裕之先生(自然科学研究機構 国立天文台 ハワイ観測所岡山分室)です。多くの皆様にお越し頂ければ幸いです。

日本物理学会北陸支部特別講演会

講     師 前原裕之先生(自然科学研究機構 国立天文台 岡山天体物理観測所)13:30~17:00(予定)
講演題目 恒星スーパーフレアとその分光観測
日     時 2020年1月20日(月)16:30~18:00
場     所 富山大学理学部 C104
講演概要 太陽/恒星フレアは、太陽や恒星の大気(コロナ)中で起こる爆発現象で、電波からX線まで幅広い波長の電磁波の急速な増光として観測され、太陽フレアやそれに伴なう太陽からのコロナ質量放出は我々の文明社会にも影響を与えることがある。フレアの原因は黒点付近に蓄えられた磁場のエネルギーが、磁気リコネクションによって短時間のうちに熱やプラズマの運動エネルギーとして解放される現象であると考えられている。
近年の宇宙からの高精度の測光観測により、太陽で起こるフレアの最大で1,000-10,000倍もの規模のスーパーフレアを起こす天体があることが明らかになってきた。本講演では、我々のグループで行なってきたケプラー宇宙望遠鏡やすばる望遠鏡を用いた太陽型星のスーパーフレアの研究結果について紹介し、現在進めている京都大学岡山天文台の3.8mせいめい望遠鏡を用いた恒星フレアの分光観測の結果を紹介する。
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