教員と研究テーマ

柏木 健司 准教授

古生物学、洞窟地質学

洞窟の形成過程、哺乳類や放散虫、陸産貝類などの古生物、洞窟を利用する現生哺乳類の生態に関する研究をしています。

(1)数億年前から数千万年前、そして最近の数十万年前から数千年前の時間スケールを対象に、古生物の記録である化石を用いて、生命の進化史や古生態、古環境などを総合的に解析する研究を進めている。海洋プランクトンの放散虫から、数億年前の海洋古環境や海洋古生物地理を、群集構成や進化史に基づき解明を進めている。

(2)洞窟の探索から測量図の作成に始まり、石筍を用いた最近数万年間の古気候解析、哺乳類化石を用いた古生態の研究を進めている。とくに、ニホンザルの洞窟利用について、現生個体の自動撮影カメラを活用した観察も併用することで、化石記録と現生個体の生態を総合した研究を進めている。

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