教員と研究テーマ

鈴木 炎 准教授

溶液化学

リポソーム、ナノシェルなど、溶液中の分子集合体の反応性を、赤外パルスレーザーを用いて研究しています。

 水溶液中の微小気泡(マイクロバブル)は高活性触媒としてはたらき、超音波化学、超音波発光や医療への応用面で重要である。マイクロバブルを疎水性の溶質とみなし、ナノからマイクロメートルのスケールでフレキシブルにサイズを可変できることに着目すると、バブルとレーザー光との相互作用にも興味が持たれる。そこで、共鳴条件下の超音波定在波によって捕捉した単一気泡に近赤外レーザーパルスを照射し、相互作用を観測した。その結果、レーザー誘起ブレークダウンによる長寿命単一気泡の生成・捕捉と、強いレーザー-気泡-音響相互作用の発現を見出した。

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