教員と研究テーマ

岡本 一央 助教

有機電解合成、有機合成化学、電気化学

電子を試薬とする「電解合成」を基軸とした新しい有機合成反応の開発を行っています。

図1.電解反応の概念図
研究について

化学結合の最小単位である原子は、電子を介して結合を形成しています。すなわち、電子のやり取りによる化学結合の形成・切断を繰り返すことで、多彩な分子を合成することができます。「有機電解合成」においては、電極と化合物との間で起こる直接的な電子移動によりカチオン・アニオン・ラジカルといった活性種を生成可能です。この特性を利用して、医薬品や生理活性物質といった価値ある化合物を高効率に生産できる優れた合成反応の開発を目指しています。

図2.電解反応を行っている様子

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