教員と研究テーマ

池本 弘之 教授

構造不規則系

ナノマテリアルおよび不規則系物質に関して、X線吸収分光・回折法による構造解析と、光学測定などによる物性測定により、構造と物性の両⾯からの研究を行っています。

テルルナノ粒子のイメージ。それぞれの色の毛糸が個々のテルル鎖に対応している。
粒子よりも長い鎖が折れ曲がりながら丸まっていると推測されている。

原子が共有結合で結ばれることにより基本構造が形成され、さらに基本構造同士が相互作用して2次構造をつくる、階層構造を有する元素のナノ粒子、あるいは構造不規則系の研究を行っている。これらの系を構造と物性の両面から検討することにより、階層構造を有する物質の特徴を明らかにすることを研究目的としている。

実験風景

実験手法としては、X線吸収微細構造測定、X線回折測定、ラマン分光測定などの構造解析と、光吸収係数、フォトルミネッセンスなどの物性測定を用いている。X線を用いた実験は、KEK-PFなどの大型放射光施設を利用している。

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