ムール貝の熱ショック蛋白質 (Hsp70) を用いた海洋汚染のバイオモニタリング法の開発
一般にはムール貝として知られているイガイ科に属する二枚貝は, 富山湾だけでなく, 世界中の沿岸域に生息しています。富山湾の沿岸域にはムラサキイガイ (Mytilus galloprovincialis ) やムラサキインコガイ (Septifer virgatus ) などが多数生息しています 。
これらのイガイ類は, 鰓で周囲の海水をろ過して海水中の有機物や微細藻類などを食物として摂取しているため, それと共に海水中の汚染物質を取り込み, 体内に蓄積しやすいと言われています。そのため, 沿岸域海水中の汚染物質のモニタリング生物 (バイオモニタリング) として注目されています。
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