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卒業生のメッセージ

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平成18年地球科学科卒業、平成20年理工学教育部修士課程修了

伊藤 真人

三井造船株式会社 技術本部 千葉技術開発センター
NGHプロジェクトグループ

多くの研究素材が揃う面白い学科

 私は現在、社会人(技術者)として、天然ガスハイドレート(一般的には燃える氷と呼ばれたりします)という物質と向き合って仕事をしています。
 そんな今の私がある専攻理由を紹介します。

 私は小さな頃から雲が好きで地球科学科を選びました。
 大学の講義では多くのことを学びました。例えば、高校までは理由も分からず、与えられた数式を解いていたりしていました。しかし、講義では今まで習った数式を活用できる世界を知り、勉強する気にもなりました(笑)。そんな講義をたくさん受けている中で、雲の素である水に惹かれて、雪氷学(せっぴょうがく)を専攻しました。
 水に惹かれた理由は、日常的に存在しているのに良くわからないという点です。水はモノをよく溶かしこみます。ところが、凍らせようとすると溶かしこんでいたモノを吐き出し(析出)ながら氷となります。しかし、その水が溶け込んでいた天然ガスを多量に含んだまま固体となって、化石燃料資源(天然ガスハイドレート)として地中に存在するのです。こいつは不思議だ!と思ったことがきっかけでハイドレートの世界に踏み込みました。

 大学時代の研究では産業総合技術研究所と共同研究を行い、ハイドレートの氷表面上での成長メカニズムを提唱するまでに至りました。これにより、ハイドレートとは何なのかを少なからず掴めたと感じました。そして、まだまだ知りたいと思い、今の仕事をしています。

 私はたまたま水に興味を持ってハイドレートについて研究をしていますが、地球科学科では多くのことを学べました。雪氷・地磁気・気象・地震・火山・海洋・地質と素材はたくさんあります。その中でやってみたいと思ったことをやれる面白い学科です。

(2010年3月寄稿)