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卒業生のメッセージ

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平成14年数学科卒業、平成16年理工学教育部修士課程修了

坪田 美希

福井市の中学校教員

「どこで学ぶか」ではなく「どう学ぶか」

 私はいま、福井市の中学校で勤務をしています。どうすれば生徒たちに学習内容を定着させることができるか、よりよく生徒たちを理解し、信頼関係をつくるには…などと思いながら過ごす日々です。悩むことや困ることもたくさんありますが、この仕事に就けたこと、この仕事ができることは大きな喜びです。

 私が「教師になりたい」と漠然と思い始めたのは中学生の頃、それがはっきりと「数学の先生になりたい。できれば高校で数学を教えたい」と将来の進路として考えたのは高校生の頃でした。
 では、なぜ教員志望の私が教育学部ではなく理学部を進学先として考えたのか。もちろん、教育学部への進学を考えなかったわけではありません。ただ、当時の担任の先生に「教育学部の数学専攻を受験するより、理学部数学科でも教員免許は取れるし、そっちを受験した方が入りやすい」とアドバイスを頂いたことがその理由です。「数学は好きだし、それなら入りやすい理学部にしよう」こんな思いで理学部数学科を受験し、入学することとなりました。

 その後4年間を理学部数学科で、2年間を大学院理工学研究科数学専攻で過ごしたわけですが、6年間を通し感じたことは「どこで学ぶか」ではなく「どう学ぶか」が大事だということです。確かに教員を志す人にとっては、授業や教員採用試験対策のことを考えると、教育学部に進学した方がいいと思うかも知れません。しかし、私は富山大学の理学部数学科で学べてよかったと思っています。数学のことや教員になるための基礎的な知識・技術をどう学ぶか、これを大変有意義なものにしてくれた出会いが数学科でたくさんありました。なかでも、私がお世話になった指導教員は、数学についての知識やおもしろさはもちろん、人前で話すことについても多くの大切なことを教えて下さいました。そのことは今でも生徒たちの前で話をしたり授業をしたりする場で、常に心掛けることのひとつとなっています。

(2010年3月寄稿)