【お知らせ】
令和4年度4月から理学部生物圏環境科学科は、『理学部自然環境科学科』に
名称変更します。
令和4年度入試から入学定員が30名から35名に変更しました。
(前期a:14名→16名、後期:3名→4名、総合型選抜II:3名→5名)
詳しくは、「令和4年度入学者選抜要項」ならびに、『令和4年度学生募集要項』をご参照ください。
生物圏環境科学科は、立山から日本海までをホームフィールドとし、
物理・化学・生物・地学の総合力で環境問題に取り組んでいます。
人や生物は、地球の“皮膚”ともいえる生物圏で、環境と微妙な調和を保ちながら生きています。 人や生物の環境を知るためには、高校までに学習した物理、化学、生物、地学を応用した、総合科学的な見方が必要とされます。 近年、ヒトの活動にともなう様々な影響が生物圏の調和を非常に大きく壊しつつあることが明らかになってきました。 人の活動の影響を把握し、より良い環境を次代に残していくための科学が必要です。 地球環境変動や大気・水質汚染は、水や大気の動きやそこで生じる化学変化を通じて、人や生物に作用します。 そのため、自然界での水の動きにともなう物質の動きや変化、それらに対する生物の反応、そして生物と様々な環境要素間との相互作用を明らかにすることが大切です。 また、地域環境レベルでの研究を進めるために極東地域研究センターの教員も加わって、人と環境の科学について教育・研究活動を進めています。
火山ガス成分の変化が明らかにする噴火のメカニズム
鹿児島渉悟 特命助教
日本には多くの火山が存在し、温泉・地熱や金属・ガス・水資源など私たちの生活に様々な恩恵をもたらしてくれています。[もっと読む]
森林xカルシウムx無脊椎動物
太田民久 助教
森林の植性は環境中のCa動態を変化させ、無脊椎動物群集にまで影響する。[もっと読む]
日本海は450万年前に太平洋と分離した
堀川恵司 准教授
海底に堆積した魚の骨のネオジム同位体比から日本海がいつ太平洋から分離したのか推定しました。[もっと読む]
富山の水循環から世界へ 〜気候変化が地下水・沿岸海域・海洋生態系へ与えるインパクト〜
張研究室 片境紗希
私たちの生活に必要不可欠な水。富山県は,年間降水量が2,000 mmを超え,多くの河川が流れ,水資源が非常に豊富な地域です。[もっと読む]
生態系を動かす、寄生虫の宿主操作
石井博 教授
寄生虫には、宿主の行動を自身に都合の良いように操作するものが知られています。例えば、[もっと読む]
積雪表面の色彩を利用した火山ガスの影響評価
佐澤和人 特命助教
色彩色差計は,我々が感じている微妙な色の違い(色差)を数値として評価することが可能な測定器です。[もっと読む]
光ファイバーを利用したセンサーの開発 −地熱水中のスケール生成を評価する−
倉光英樹 教授
光ファイバーは,今日の高度情報化社会における大容量・高速通信を支える上で欠かせない存在となりました。[もっと読む]
「寄生虫にもレッドデータブックを」その後
横畑泰志 教授
2007年3月のこのコーナーで、「寄生虫にもレッドデータブックを」という記事を書かせていただきました。[もっと読む]
汽水域における福島第一原子力発電所起源の放射性物質の動態
張研究室 神林翔太
2011年の福島第一原子力発電所事故によって環境中に放出された放射性物質(Cs)の移行過程を明らかにすることは緊急かつ重要な課題の一つであり,国内外の研究グループが早い段階から研究に取り組んでいます。[もっと読む]
植物でカドミウム汚染土壌を浄化する
蒲池 浩之 准教授
カドミウムによる土壌の汚染は,深刻な環境問題を引き起こします。ここ富山県においても,神通川がカドミウムで汚染され,その流域の水田で穫れた米を食べ続けた人からイタイイタイ病が発生しました。また,土がいったんカドミウムで汚染されてしまうと自然回復はほとんど見込めません。[もっと読む]
ハイマツの生態と枝の伸長
和田直也 教授
富山県内には,様々な生態系が見られます。水深1,000mの富山湾から標高3,000mの立山連邦まで,高度差が生み出す多様な生態系です。このような生態系の垂直変化を,植生から見ていきましょう。[もっと読む]