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  富山大学 > 理学部・大学院理工学教育部理学領域 > トピックス > 2006年6月
トピックス
微粒子を追い求めて、世界各地へ ― 雲やエアロゾルの気候影響の解明 ― (地球科学科)
雲はなぜ浮かんでいる?夕日は何故赤い?(写真1:大気汚染の影響で、より赤いタイの夕日)私たちの身の回りには 素朴な疑問がたくさんあります。そんな素朴な疑問から地球科学を一緒に研究してみませんか?

地球の気候は、太陽から受けるエネルギー(短波放射)と地球から出るエネルギー(長波放射)によってバランスが保 たれています。そのバランスは、雲や大気中に浮遊する微粒子(エアロゾル)の変動によって、気候に大きな影響を与 えます。

青木研究室では、大気放射ネットワーク(SKYNET)を中心に、国内外の様々な大学や研究機 関と共同研究を行っています。特に、本研究室は、SKYNET/Skyradiometer部門の世界の解析拠点として、世界中の雲や エアロゾルの気候影響について研究を行っています。

エアロゾルは、主に自然起源(黄砂、海塩粒子、火山灰など)と人為起源(工場からの煤煙、自動車の排気ガスなど) の粒子に分けられます。エアロゾルの気候影響は、粒子そのものが太陽光を反射・吸収する直接的効果と粒子が雲核と なり雲の形成に関与する間接的効果があります。これらは、多種多様な物質で構成され、時間的・空間的に変動が大き いため、気候にどのように影響しているか観測するのを難しくしています。

現在、北緯78度の北極圏(写真2:極夜明けのスピッツベルゲン島の朝日と巻雲)から熱帯(写真1)を通り越して南 極圏まで。また、海抜0mの海洋観測(写真3:海洋地球観測船「みらい」における海洋観測)から2847mの立山浄土山 (写真4:積雪断面観測から見る中国大陸から飛来した積雪中の黄砂層(室堂2450m)と浄土山の光学観測)の世界30箇 所以上で観測中。

(地球科学科 青木一真: http://skyrad.sci.u-toyama.ac.jp/Aoki_lab/
タイ・シーサムロン
写真1(タイ・シーサムロン)

スピッツベルゲン島・ニーオルセン
写真2(スピッツベルゲン島・ニーオルセン)

海洋地球研究船「みらい」/JAMSTEC
写真3(海洋地球研究船「みらい」/JAMSTEC)

立山・室堂と浄土山
写真4(立山・室堂と浄土山)
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Last modified 2006.07.31
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